歯科医院の自動精算機、どこに置く?床置き型と卓上型・設置スペースと受付の動線

自動精算機設置スペース受付業務
受付カウンターの横に置いた自動精算機と、会計から出口までの動線を示したイラスト

自動精算機を入れると決めたあとで意外と悩むのが、「受付のどこに置くか」です。置き場所によって、受付スタッフの手の空き方も、患者さんが会計で迷うかどうかも変わります。この記事では、床置き型と卓上型の違い、本体の大きさ以外に必要なスペース、会計から退出までの動線、設置前に確認しておきたいことを整理します。機種ごとの大きさは、歯科医院向け自動精算機 PLUM STANDのページで、実寸の3Dモデルを受付にかざして確かめられます。

床置き型と卓上型、どちらにするか

床置き型

受付の横や待合室側に単独で置く

  • カウンターの広さに左右されない
  • 立ったまま操作できる高さ
  • 床の面積と前の空きが要る

卓上型

受付カウンターの上に置く

  • 床の面積を取らない
  • スタッフの目の前で会計できる
  • カウンターの奥行と強度が要る

どちらが良いかは、受付の広さと、会計のときにスタッフがどこまで関わるかで決まる

図1: 床置き型と卓上型の違い

自動精算機には、受付の横などに単独で置く床置き型と、受付カウンターの上に置く卓上型があります。

  • 床置き型が向いている医院── 受付カウンターが狭い、またはカウンターの上を書類や受付端末で使っている。会計の待ち列を受付の前から外したい
  • 卓上型が向いている医院── 受付の前に床のスペースが取れない。会計のときにスタッフがすぐ横で操作を手伝いたい

参考までに、PLUM STAND では床置きタイプの PS-6 は設置に必要な床面が約 522 × 774 mm(ベースプレート外形)、受付カウンターに据え置く PLUM REGI は、カウンター上に必要な面が 534 × 615 mm(ベース外形。前面の突出部を含む最大奥行は約 824 mm)です。ほかの機種の寸法・重量はPLUM STAND のラインナップ表に載せています。

本体の大きさ以外に必要なスペース

カタログの寸法は本体の外形です。実際に置くときは、次のスペースも見込んでおきます。

  • 患者さんが立つ場所── 精算機の前で、財布を出し、お釣りや領収書を受け取れるだけの空き。杖をついた方、車いすの方、ベビーカーを押した方も近づけるかを確かめます
  • 次の人が待つ場所── 会計が重なる時間帯に、精算機の前に並ぶ人が通路や出入口をふさがないか
  • スタッフが補充・点検する場所── お釣りの補充や回収、用紙の交換のときに、本体の扉を開けて作業できるか。壁や家具にぴったり付けると作業できないことがあります
  • 卓上型ならカウンターの奥行と強度── 本体がカウンターからはみ出さないか、重さに耐えられるか。カウンターの上に残る作業スペースも確かめます

会計から退出までの動線

  1. 1呼ばれる

    待合室から精算機の前へ

  2. 2支払う

    診察券をかざす現金・キャッシュレス

  3. 3受け取る

    お釣り・領収書処方箋引換券

  4. 4帰る

    次回予約は受付へそのまま出口へ

精算機の前で人が滞らず、次の動きが自然に出口か受付に向かう位置を選ぶ

図2: 会計から退出までの流れ

置き場所を決めるときは、患者さんが呼ばれてから医院を出るまでの流れを、実際に受付を歩いて確かめるのがおすすめです。

  • 受付から見える位置── 操作に迷った患者さんに、スタッフがすぐ気づいて声をかけられるか。初めのうちは、高齢の患者さんを中心に案内が必要になることがあります
  • 次回予約との順番── 会計の前に次回の予約を取るのか、会計のあとに受付へ戻るのか。戻る必要があるなら、精算機は受付のすぐ横が動きやすくなります
  • 出口への向き── 会計を終えた人が、そのまま出口に向かえるか。待合室の中を横切る動線は、混み合う時間帯に人がぶつかりやすくなります
  • 画面の見え方── 待合室の席から、会計中の画面(金額など)がのぞき込める位置になっていないか

設置前に確認したいこと

  1. 搬入経路と床── 自動精算機は重い機械です(PLUM STAND のラインナップでは、機種によって約25kg〜約150kg)。エレベーター、入口や受付の通路の幅、床やカウンターの強度を確かめます
  2. 電源とネットワーク── 置き場所の近くにコンセントがあるか、配線が通路をまたがないか。レセコンや予約システムと連携する場合は、つなぎ方によって必要な配線が変わるので、事前に確認します。連携の考え方は「歯科の自動精算機とレセコン連携」で整理しています
  3. 録画やカメラの向き── 会計時の様子を録画できる機種では、カメラに何が映るかも置き場所で決まります。待合室のほかの患者さんが映り込まない向きにします(PLUM STAND の PS-6 は会計時の動画録画機能付きです)
  4. 実寸で確かめる── 図面の数字だけで決めず、床やカウンターに養生テープで外形を描く、実寸の3Dモデルをスマートフォンでかざすなどして、実際の大きさで確かめます

まとめ

自動精算機の置き場所は、床置き型か卓上型かを受付の広さとスタッフの関わり方で選び、本体の外形に加えて、患者さんが立つ場所・待つ場所・補充の作業スペースを見込み、会計から出口までの動線と、搬入・電源・録画の条件を確かめて決めます。費用や機種の選び方は「歯科医院の自動精算機、費用の考え方と選び方」をご覧ください。

歯科医院向け自動精算機 PLUM STAND のページでは、床置きタイプの PS-6 とカウンター据え置きの PLUM REGI の実寸3Dモデルを、スマートフォンで受付にかざして大きさを確かめられます。受付の寸法や動線をお伝えいただければ、置ける機種と設置方法をご提案します。