歯科の自動精算機とレセコン連携|会計の流れと導入前に確認すること

自動精算機レセコン連携受付業務
レセコンから自動精算機へ会計金額が届く流れを示したイラスト

歯科医院で自動精算機を検討するとき、本体の機能や価格と同じくらい大事なのがレセコン(レセプトコンピューター)との連携です。連携があるかどうかで、受付スタッフの手元に残る作業が変わるためです。この記事では、会計金額が自動精算機に届くまでの流れと、連携あり・なしの違い、導入前に自院のレセコンについて確認しておきたいことを整理します。

自動精算機で会計するときの流れ

自動精算機を使う医院では、会計はおおむね次の順で進みます。

  1. 診療が終わる── 診療内容がレセコンに入力され、窓口で支払う金額(患者負担額)が計算されます
  2. 金額が精算機に渡る── レセコンから精算機へ会計データが送られるか、受付スタッフが金額を精算機に入力します
  3. 患者さまが支払う── 診察券や会計票を使って自分の会計を呼び出し、現金やキャッシュレスで支払います
  4. 書類が発行される── 領収書・明細書などが発行され、お釣りが払い出されます

このうち2番目の「金額が精算機に渡る」部分が、レセコン連携の有無で変わるところです。

連携あり・なしで何が変わるか

連携がある場合、レセコンで確定した会計金額がそのまま精算機に届きます。受付スタッフが金額を打ち直す必要がないため、会計のたびに入力と確認をする手間がなくなり、打ち間違いが起きる余地も減ります。

連携がない場合でも自動精算機は使えますが、レセコンの画面を見ながらスタッフが精算機側に金額を入力する工程が残ります。現金の受け渡しやお釣りの計算はなくなるものの、混み合う時間帯には入力待ちが発生することがあります。

連携あり

  1. レセコンで会計
  2. 金額が精算機へ届く
  3. 患者さまが支払い

連携なし

  1. レセコンで会計
  2. スタッフが金額を入力
  3. 患者さまが支払い

連携がないと、会計のたびに「金額の入力」と「入力の確認」が受付に残る

図1: 連携あり・なしで、会計金額が精算機に届くまでの流れ

自院のレセコンについて確認したいこと

連携できるかどうかは、精算機とレセコンの組み合わせで決まります。検討の早い段階で、次の点を精算機の販売会社に伝えて確認しておくと、後から「つながらなかった」を避けられます。

  • レセコンのメーカー・製品名・バージョン── 同じメーカーでも、製品やバージョンによって連携の可否や方式が異なることがあります
  • 連携に必要な作業と、その費用の負担先── 精算機側の設定だけで済むのか、レセコン側にも設定や追加の契約が必要なのか。レセコンメーカー側の作業が必要な場合は、その費用と日程も確認します
  • レセコンの入れ替え予定── 近いうちにレセコンを変える予定があるなら、新しいレセコンとの組み合わせで確認します
  • 院内のネットワーク── 精算機とレセコンをつなぐLAN配線や、設置場所までの配線経路が確保できるか

運用面で決めておきたいこと

連携の可否とあわせて、日々の運用で迷いやすい点も導入前に決めておくと立ち上げがスムーズです。

  • 自費診療・物販の会計── 保険診療と同じ流れで精算機に送れるか。歯ブラシなどの物販を同時に会計できるか
  • 会計の訂正・返金── 支払い後に金額の誤りが分かったとき、どこで訂正し、返金をどう扱うか
  • 領収書・明細書をどちらで発行するか── 精算機から発行するのか、レセコンから発行するのか。適格請求書(インボイス)の記載が必要な場面も含めて確認します
  • 締め作業の突き合わせ── 精算機の売上集計と、レセコンの日計をどう照らし合わせるか
  • 精算機を使わない患者さまの会計── 操作に不安のある方を受付で対応する場合の手順

予約システム・受付とつながると何が変わるか

レセコンだけでなく、予約システムや受付の仕組みとも連動していると、会計の前後の案内もまとめて行えます。たとえば受付が済んだことや、どの診療室に入ればよいかを精算機の画面で患者さまにお知らせできれば、受付での声かけや呼び出しの手間も減らせます。精算機を「会計だけの機械」として選ぶのか、受付全体の流れの一部として選ぶのかで、比較する観点も変わってきます。

まとめ

自動精算機の使い勝手は、本体の性能だけでなく、レセコンから会計金額が届く仕組みで大きく変わります。導入前に、自院のレセコンのメーカー・製品名・バージョンを販売会社に伝えて連携の可否と必要な作業・費用を確認し、あわせて自費・物販、訂正・返金、書類の発行、締め作業の運用を決めておく。この順で進めると、導入後に受付に作業が残る事態を避けられます。費用の考え方は「歯科医院の自動精算機、費用の考え方と選び方」もあわせてご覧ください。

PLUM CONNECT の PLUM STAND は、歯科医院向けの自動受付精算機です。予約システム PLUM CALENDAR と連動すると、精算機の案内板に「受付済みです」「3番診療室にお入りください」などのご案内も表示できます。PLUM CALENDAR の受付・会計機能はレセコン連携に対応しています。お使いのレセコンとの連携可否は、お問い合わせ時にご確認ください。